2001 Haryu BarbecueConcert 4

いよいよKazuBand出演である バンド名を考えるように哀願した 奴隷 不浄さんの願いは叶わず ノーネイムズとして紹介された
音楽のジャンルは?の問いに
「 アニメソング 」と答えるバンマスは もう この時すでに緊張していたのか?

しかし ステージで最初のしゃべりは落ち着いたもので さすがバンド発起者 よっしゃぁ いけるぞ と演奏を始めた
しかし 針生音楽会に一番に出る予定で臨んでいた KazuBandは 手前味噌思考で言えば 1時間以上も待たされた格好であり その間の多数の人の応援もどきプレッシャーは バンマスに緊張感ピークを持たせてしまったのか?
そして ステージ上に済む魔物が そこへ微笑みかけたのか?
1曲目 君をのせてが静かに流れ始めた
ところが リハと少々違う PAの返しであった
不浄さん自身
「 う! やばい シンセが聞こえにくい上に 自分の声に何かエフェクトが 入ってる」 と思っている内に フルートの挿入部が近づいてきた
バンマスを横目で見ると あれ? 練習の時以上に真剣すぎる目だ
もしかすると さっき バーベキューのタマネギ ちょうど食べ頃に 焼けたのを私が横取りしたのを怒っているのかな? とも 思ったが そんな小さな事で怒るような人ではないだろう
じゃ 肉か 
肉も横取りしたからなぁ? でも管理人さんて菜食主義者だから 肉のことでは怒らないよなぁ きっと
じゃ なんだろう? あ もしかして ちょっと 緊張しているかな? 
だって しゃべりは あれほど落ち着いてたじゃん

びびる本番と
なぜか持ち込まれた夕顔
いったいどうするつもりだったのか
未だ謎だ。

しかし 心配は的中した
練習で あれだけ しっかり吹けたフルートのメロディに いざ本番時 奏者が臨まないビブラートが走ってしまった
しかし演奏は継続している 
君をのせての1番が歌い終わり2番のフルートソロに繋ぐ
間奏のときフルート奏者は2番も歌ってほしい と 小声で不浄さんに告げた
歌うことは易しいが それをしたら 昨日からの練習の成果が台無しになる
ここは心を鬼にしてバンマスにメロディを吹いてもらわなくては困る
優しい顔つきで首を横に振る不浄さん
女性の願いに 首を振ったのは生まれて初めての不浄さん 

また フルートソロ二番のメロディを吹き始めないので 後ろを何度も振り返りながら 黙々と間奏を続け2番が始まる切っ掛けを流す じゃぐわさん
わずかな時間の流れの中に3人の想いが折り重なって流れた
意を決して2番のメロディを吹き始めたバンマス 

まさに 今回の急造バンドの醍醐味が この 数秒の出来事に 華開いたのである
遠く名古屋から8時間以上も掛けて駆けつけたじゃぐわさんと
途中寄り道はあったが同じく8時間以上掛けて到着した
不浄さんとの管理人さんの急造決起バンドの演奏はこうして始まった

そして終わりへ