春もたけなわ、ゴールデンウィークを数日後に控えた4月23日のことです。

今年は全国的に1週間ばかり桜の開花が早まりました。
例年ですと連休に重なるため宿も取りにくく、交通渋滞も見込まれる
青森は弘前公園の桜が今、満開を迎えたとの情報が入ってきました。

たまたま仕事で仙台を訪れていた矢先のこと、
試しにネットで宿を探すと、弘前城公園から徒歩数分のところにあるホテルが空いていました。
これはもう、北上せよとの天の声に他なりません。

というわけで、うわさに聞く弘前の桜を一目見ようと
今回の針生通信はまたも番外編と相成ることになったのでした。

東北には三大桜というものがあって、
北上展勝地公園 ・角館・弘前城公園の三カ所がポイントされています。
途中、展勝地にも立ち寄ったりして船の上から花見などを洒落込んだりもし、
また、数日前には地元会津若松の鶴ヶ城満開の桜などを見て、
「花見に関してはちょっとやそっとじゃ驚いたりしないもんね」
などと豪語していたのですが・・・

いや、参りました。
弘前城公園の桜は圧倒的な数と迫力でもって他の追随を許さないものがあります。
千鳥ヶ淵も鶴ヶ城ももう来年から感動薄くなるだろうなぁと悲しくなりましたね。

公園内には名木と呼ばれる年を経た巨木がいくつかあります。

桜の寿命は短いそうですが、
枝垂れ桜の寿命は1000年にも及ぶものがあるそうです
だとしたら城の桜は興味深い歴史を見てきたかもしれませんね。

天守閣です。
城と桜ってなんでこう、絵になるんでしょう。
本丸にはソメイヨシノより枝垂れ桜が多くあります。
これはその枝垂れ桜が暖簾かカーテンのように下がっている様。
前が見えません。
こんな色合いの花もありました。
桜でこういう種類を見たのは初めてです。
NEXT