2001年8月18日 針生において毎年恒例のバーベキューコンサートが開催されました。
これはお恥ずかしくもそれに参加出場した管理人が、
後日日記形式でその模様を残した不浄さんの原稿協力をいただいて思い出のために
その時の模様をアップしたものです。

出演は不浄さん・M@Wの1人で名古屋からはるばる管理人の伴奏をするために駆けつけてくれたじゃぐわさん。
それとゆーいさん(リンクがありますので、本人説明は省かせていただきます)そして管理人です。

日記はコンサート前日から載せることにいたしました。

伸さんと別れ 音楽会場の下見を済ませ、名古屋から 本日 夜 到着する じゃぐわ さんを待つ間管理人さんのログハウスで小休止 
初めて訪れた針生の夕暮れに馴染み、いつも以上に心優しくなった不浄さんは二階のベランダにてアイリッシュホイッスルの練習 すると一階からフリュートの音色
わずかな物音も 些細な出来事も見逃さない不浄さんは
「お! 管理人さん やる気まんまんだな」 と 慌てて駆け下りて管理人さんに声を掛ける
「じゃ練習しましょう」
驚きの表情を感じつつも いざ 練習
じゃぐわ さんのアレンジが見えないのではあるがフルートの演奏する形態は変わらないので とにかく 吹くべし 吹くんだ 吹くんだ 明日に向かって 吹くんだ
ところが明日に向かって吹きすぎた
そりゃぁもう夢中になってしまったもんだから 夕飯のカレーライスへの肉入れを忘れるくらい夢中になってしまったのでありんす

で カレーが煮詰まる頃 
第一次 鬼の練習に疲れる頃 じゃぐわさんが針生の入り口チェーン脱着所に 到着 
無事落ち合って四人でカレーライスの遅い夕飯
食後 すかさず サウナのある(じゃぐわ 不浄宿泊する)ログハウスへ行き明日に向かって初練習の開始
ログハウスの鍵を持った不浄さんは準備のため先に行くが、あたりはすでに夜 田舎の夜の怖さを忘れていた不浄さん
都会のように照明があるものと思って走り出すが自分の車のヘッドライト以外 頼りになるの照明は星明かりと狸の目玉だけである
芳賀沼製作所の明かりを期待していたため見事に真っ暗になっていた
左折地点を見失い はるかトンチンカンな所まで下った不浄さんが サウナログハウスに到着したのは三人がすでに待ち飽きた頃であった
「いやぁ 星が綺麗で見つめていたら狐が私を化かして あらぬ場所に誘い込んで・・」苦しい言い訳なんかして いいわけ?

まぁ とにかく時間がないので練習
ところが どっこい じゃぐわさんの持ち込んだ機材の多彩なこと、そしてまた演奏力の高いこと高いこと
これなら不浄さんのギターなど本当にいらない
してして 君をのせて 北欧の夏 もののけ姫 ほぼアレンジを決め不浄さんの演奏を少々聞いて女性陣は退散
「よぉし じゃ 一杯 飲みながらやりますか」
男性陣全員一致で可決した議案書はバーボンをコーヒーカップで飲むという行為にすかさず移行した が なんと女性陣はまだ退散しておらず 天の川とか北極星とか秘宝座とかを眺めていおったのである

「ったくもう 居なくなるとすぐ酒飲んで」と声が聞こえそうな影を映してテラノが去っていったのは二杯目のバーボンをついだときであった
しかし 酒の度量以上に男性陣二人の音楽談義は高まり もののけ姫のアレンジに至っては たった 一音のために一時間近く試行錯誤を繰り返したのであった
今 思い出すと実に馬鹿馬鹿しいが拍子木の音に効果を掛けて、もののけ姫登場のイメージを出そうと延々やっていたのだから、酒が狂わせる感性へのバイパス回路は少々怖いものもあるが
そう言うことを論議しながら音を作っていた時間が すごく 快感でもあった
その後も男性陣の語りは続き、マウの言葉の意味のこと 北欧の夏の事 音楽論 人生論 語り尽くせぬ話題に夜の更けるのも忘れて話し込んだ
最終的には昼でも怒られるような音量で(シンセサイザーによる)ドラム演奏を始めてしまったことさえ今はもう想いで 
しかし さすがに睡魔は誘いの手をのべ 眠りについたが、管理人さんのアドバイスを思い出した不浄さんは そっとじゃぐわさんに質問した
「あの イビキとかかきますか?」
「かくかもしれない」
「じゃ 別の部屋で寝ましょう」 と 話はまとまったが 管理人さんのアドバイスに助けられたと感じたのは ほどなくだった
サウナログハウスの近くを流れるせせらぎの音がイビキちゃんに打ち消される場面転換に「ううう」となりながらも さすがに朝5時前からの旅の疲れが不浄さんを いつしか前後不覚のような眠りに陥っていった

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