2001 Haryu BarbecueConcert 3

針生コンサートの演奏の大半を占めるカントリーバンドが 3時頃からセッティングを行うと言うことなので それにあわせて会場へ駆けつける
ところが会場は もうすでに出来上がっていて カントリーバンドが あの独特のリズムをかき鳴らし あちらこちらで演奏している
「ううう うまい 」さっき食べた裁ち蕎麦ではない カントリーの演奏がうまいのである
特に一番若い青年のかきならすギターは絶品である
「こんなにレベルの高い音楽会なのか。。。」
しかし もう すでに私たちKazuBandは演奏する以外に バーベキューにありつける「術」はない

絶品のギターと
迫り来る夕暮れに
いやが上にもプレッシャーはつのる

延々とカントリーバンドが練習する中 マイク位置合わせのために kazuBandも リハっぽいものを行う ところが不浄さんは歌詞を覚えてない
もろいい加減な歌詞で歌うと管理人さんは吹き出してしまい 練習にもならなかった それに雨対策にと急遽ステージに屋根をつける 工事が始まって とんかんとんかん けっこう迷惑だった
機材にも切りくずがかかって 心配であった
このような状況での軽いリハーサルを終えたあとも 崖っぷちや車の影でちょこちょこ練習をして日が暮れるのを待つ

夕闇が近づく頃 ぞくぞくと観客も押し掛け 皆 管理人さんに声を掛ける
応援のためのメッセージなのであろうが 聞きようによってはすごいプレッシャーなのである
「とちったら 許さないからね 」
「演奏間違えたら あすぱらの焦げたのをぶつけるからね」
そこまで露骨に言わないがたくさんの人から応援をもらい バンドマスターは精神的に追いつめられていった
その点 じゃぐわさんと不浄さんは気が楽である
なんせ知っているのは ゆーい と 管理人さんだけである
これなら何でも出来る 例えば針生の街をすっぽんぽんで歩いても
大丈夫である (そんなわけないだろう)

馬鹿なことを考えている間に夕闇が迫り バーベキューの煙にむせびながら 炭を起こすための炎がクッキリと見える頃 気がつけば山の先が蒼く光りだし音楽会は始まっていった 

ところがKazuBand最初 と思っていたのにカントリーバンドが 延々と演奏をしている あれあれ 私たちの演奏が終わったらゆっくり バーベキューと地酒を楽しもうと計画していたのが狂い出す
これじゃ落ち着いて食事も出来ない
(そのくせ カツオの刺身とサンマ以外はすべて食した不浄さんであった)

カントリーバンドは3回ほどバンドチェンジをしたのであったが なんせ どれもこれも似たようなメロディとリズムなので曲の差がよくわからん
それよりも 本音はカントリーバンドの演奏聞くよりも
「まだぁ?私たちの出番は?」 なのである
しばし歓談するが管理人さんには その分プレッシャーを与える時間が 伸びていただけであった 思うに 聞く方は気が楽である
不浄さんのように毎週 人前に出て歌っているような 可憐で上品で図々しい人と違い
さぞや管理人さんの胸の内は緊張の度合いが高まるものあたであろうに
しかし 不浄さんさんは それに関心をむけるよりも
アスパラの焼き具合が気になって声を掛けるどころではなかった

若いカントリーギターマンの華麗なテクニックが披露された演奏のあと 腹も満たされ 咽も中途半端に潤った頃 いよいよKazuBandの出演となる
緊張のあまり 管理人さんはフルートと間違えて はえ叩きを持ってステージに上がってしまった(嘘)
しかし ステージの横にはモップと箒がたてかけてあるのが おかしいと言えばおかしいことであった

急造kazu-band

セッティング風景

18日 本番へ